2020.10.31

福岡県大川市の挑戦!生中継「オンラインオークション」で、大川家具をPR


主催者 福岡県大川市
開催内容 ネットde大川木工まつり「ネットde家具オークション」:オンライン開催
出品数 / 期間 家具職人による名品4品 / 2020年10月18日(日)

主催者のコメント

福岡県 大川市役所
インテリア課おおかわセールス係 石橋 広通 様


これまで現地で感じられた「お祭り感」をオンライン上で再現することが課題でしたが、結果として、毎年会場に来られる方だけでなく、日本中の人に「大川市の家具の魅力」を発信できました。コロナ禍で対面交流が難しい中、大川家具を欲しいと思っている人たちとオンライン上で繋がれたのは良かったですね。オークション参加者や視聴者の皆さんには喜んでいただけたと思います。今回、我々が収穫できたのは、「モノの価値」や「値段の価値」を“オンライン上の画面越し”で伝える難しさを実感できた!ということです。今後、価値を伝えるノウハウをさらに磨き、全国に「大川家具」をPRしていきたいです。

テレビ同等のクオリティ!
賑わいを見せたオンラインオークション

ライブ映像の冒頭で視聴者を引きつける、MCとご当地キャラクター
ライブ映像の冒頭で視聴者を引きつける、MCとご当地キャラクター
開始前に進行内容をチェックする、JCSスタッフと入札者のリハーサル

福岡県大川市が主催し、10月10日(土)~18日(日)までの9日間、オンライン上で「ネットde大川木工まつり」が開催されました。大川木工まつりは「家具の生産量日本一」を誇り、毎年20万人が訪れる大川市恒例のビッグイベントです。しかし今回は、昨今の社会情勢を背景に“オンライン開催”を決断する運びとなりました。すべてのイベント企画が新しい環境下で取り組まれる中、最終日には「ネットde家具オークション」が開催され、大川の匠たちが「ここでしか出会えない4品目」を創作・出品されました。

オンラインオークションは、「Zoom」と「YouTube Live」を併用して実施されました。JCSは、映像配信機材とオペレーターを大川産業会館に手配し、TVスタジオさながらの「配信スタジオ」を設営。参加者はZoomへログイン、視聴者はYoutubeを閲覧するスキームを用いて、皆さまをスタジオに繋げました。生中継さながらの臨場感を演出するため、出品者全員がピンマイクを装着し、プロのMCが司会・進行を担当。配信映像は、テレビ番組同等のクオリティに仕上げることができました。

入札者が注目!
家具職人の出品プレゼンテーション

今回のオークションに出品された職人が手掛けた名品は4品。非売品の家具など、魅力溢れるバリエーション豊かなラインナップとなりました。オンライン上で「品質面」や「機能性」、「材質の魅力」等をどのように伝えるか、出品者のプレゼンテーションはどれも「熱」がこもっており、観る側の視聴者を釘づけに。開催会場(バーチャルのオークション会場)は、日本各地から集まった入札者同士の競り・駆け引きで熱気が溢れており、白熱したシーンを見ることができました。

ATELIER MOKUBAの「一枚板(ベリ)」
ATELIER MOKUBAの「一枚板(ベリ)」
大川組子3点セット「行灯・コースター・名刺入れ」
折り畳み式リヤカー「WATAI CART」
折り畳み式リヤカー「WATAI CART」
大川の匠 西田政義作のネコ家具「ツリーベンチ」

本格的な「大川家具のオークション」は、
マルチデバイス対応

インターネットに繋がる環境があれば、どこにいてもオンラインオークションに参加することができます。開催当日、車の中からスマートフォン経由で参加された方や、自宅のお庭から参加された方もいらっしゃいました。リビングでPCを開いているお父さんの隣で楽しそうに入札額を考えるお子さんの姿が映るなど、画面越しに参加者それぞれの様子や表情が味わえるのも、リアルイベントとは異なる風情・楽しみ方の1つです。

「ネットde家具オークション」の
関係者・落札者の声

フリーアナウンサー / フルート奏者 /
TEAM美魔女メンバー
中西 久美 様


大川木工まつりのMCを8年間担当してきたので、これまでの会場の賑わいはよく知っていました。今回、オークションの参加者やお客さんが目の前にいなくて寂しかったのですが、画面越しでも多くの人たちに「あたかも目の前にいる!」ような熱い気持ちで、大川家具の魅力が伝わるよう意識しました。オンラインになったことで、普段参加できない人や全国各地の方にも、家具だけでなく大川市のことも伝えられたので、良い取り組みだったと思います。

木下木芸
木下 正人 様


オークション前日までは、出品物を落札してもらえるか正直心配でした。私たちが創っている木工作品は、実際に生で見てもらい、直接手で触ってもらうことで、その“良さ”に気づいてもらえるからです。しかし、オークションで落札された瞬間を目にした時、大きな手応えを感じました。日本だけでなく、世界中の人たちに対しても大川家具を広められる可能性が感じられたので、私にとっても初めての経験でしたが、とても楽しむことができました。

ネコ家具「ツリーベンチ」の落札者
匿名希望 様


ネコ家具「ツリーベンチ」は、以前から大川家具のWebサイトを見ていたのでよく知っていました。非売品ということで諦めていましたが、オンラインオークションが開催される情報を知り、そこでこのネコ家具が出品されると聞いて、個人的にすごく注目していました。絶対手に入れたいと思っていたので、落札できた瞬間はとても嬉しかったです!

オンラインで「人」と繋がり、
地域活性の歩みを止めない

福岡県大川市は470年以上にも及ぶ「家具作りの歴史」があり、大川木工まつりは昨年時点で、第70回の節目を迎えました。今年は「オンライン開催」に踏み切ったことで、これまで繋がることが難しかった「人」たちをも巻き込んだ、新たな“賑わい”を体感する結果となりました。大川家具や大川市の魅力を発信する手段の1つに“オンライン”が貢献できたことを、JCSは大変嬉しく思っています。コロナ禍の難しい社会情勢の中、地域の魅力をどのようにして伝え「地域活性化」に結びつけていくのか、これからも現地企業や自治体の皆さまと一緒に追求して参ります。何かお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

  • 写真左から、三広:古川達朗様、JCS:松野木勇樹、フリーアナウンサー:中西久美様、<br>大川市の人気キャラクター:モッカくん、大川市:石橋広通様、大川市:権藤優佑様 写真左から、三広:古川達朗様、JCS:松野木勇樹、フリーアナウンサー:中西久美様、
    大川市の人気キャラクター:モッカくん、大川市:石橋広通様、大川市:権藤優佑様

ケーススタディ

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