2021.02.26

前年比7倍の商談支援数!全国の「ものづくり事業者」が沸いた、リアル重視の展示商談会


主催者 全国中小企業団体中央会
名称 ものづくり補助事業展示商談会
「中小企業 新ものづくり・新サービス展 2020」
来場者数 / 期間 約9,000名 / 2020年12月7日~9日(3日間)

主催者のコメント

全国中小企業団体中央会 事業推進本部 
ものづくり基金推進部
審議役 森田 博行 様


「新規の顧客開拓」や「出展者同士の交流ビジネスマッチング」を目的に出展してくれた企業の満足度は高かったです。私自身、現地で皆さまの声を聞いたのですが、「新しい販路を見つけたり、企業同士でコラボもできそうだ!」といった話を多く頂きました。出展者同士がタッグを組むことで生まれる「新たな商品」の可能性を大いに感じましたね。中小企業の皆さんは、日常業務の中で“バイヤー企業のキーパーソン”と繋がる機会は少ないかもしれません。しかし本展では、運営事務局が招へいし、来場されるバイヤーが「調達責任者」もしくは「意思決定権を持つ役職者」だったりするので、そのような人たちと直接お話ができるのも魅力の一つです。


中小企業の事業者に向けたメッセージ
中小企業ならではの豊かな創造性・柔軟性を発揮し、皆さまが開発した製品やサービスを、展示商談会を活用して積極的にバイヤーへ売り込んでほしいです。オンラインも有効な手法かもしれませんが、“リアルな商談”は、「開発の経緯やそれを可能にした要因、熱い思い」といったハートの部分が、相手に伝わりやすいと確信しています。つまり、中小企業の力をアピールできる絶好のチャンスです。これを機に、今後はより大きな市場へ進出できる可能性も秘めています。私たちは、「優れた技術」、「商品開発力」、「機動性」を持っている日本中の中小企業・小規模事業者を全力で応援します。ぜひ、我々と一緒に“日本のものづくり”の地位を高めて行きましょう!

  • 新ものづくり・新サービス展から創出される「未来」を熱く語ってくれた森田様 新ものづくり・新サービス展から創出される「未来」を熱く語ってくれた森田様

安全・安心を徹底した会場で、
900件もの商談支援数を記録

中小企業 新ものづくり・新サービス展は、中小企業庁の「ものづくり補助事業」を活用して開発された、新製品や革新的サービス・技術等の成果を一堂に紹介する大型展示商談会です。出展企業による「ブース展示」を始め、来場者と出展者の出会いを促進する「ビジネスマッチング」や、著名な経営者やものづくりの専門家が登壇する「withコロナ時代をテーマにしたセミナー」等、プログラムは多岐に渡ります。会期中、2020年12月6日に小惑星リュウグウの試料が入ったカプセルを無事帰還させたことで話題を呼んだJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」の模型が、特別展示企画として話題を集めました。

本展は、一般社団法人日本展示会協会、東京ビッグサイト、そして内閣官房がそれぞれ提示している「感染拡大予防ガイドライン」に基づいて東京ビックサイト内で開催され、JCSは企画・集客・運営業務全般を担当。商談支援数は、前年比7倍を超える「約900件」を記録しました。

シンプルを追求した
「展示商談マッチングサイト」を開設

会期中の展示商談会を盛り上げるため、開催前のコミュニケーションの場となる「Webサイト」は“ユーザビリティ”を追求して公開しました。高い年齢層のユーザーが使いやすいよう、シンプルかつ直感的な操作に対応したUI/UXのデザインを採用。オンライン上の支援メニューは、本展の期待値を高めることを目的に開発した「来場者と出展者とのチャット機能」と「出展者検索システム」が、双方のマッチングに貢献しました。さらに、専門コーディネーターによる「よろず相談デスク」を加えた3つのマッチング支援メニューが、コロナ禍における「中小企業 新ものづくり・新サービス展」を支え、高い評価を得ることができました。

出展者とバイヤーの「声」を紹介

  • 出展者:異業種との交流を深めることができて勉強になりました。サポート体制もしっかり整っていて、安心して展示会に臨むことができました。

    出展者:オンラインでは、実際の商品を使った説明ができず「良さ」を伝えにくいため、リアルの展示会が開催されてよかったです。

    出展者:既存のお客様以外の人たちの目にも届いたので、とても有意義でした。

    バイヤー:想定していなかった「業界外の販路」の可能性が見れたり、弊社の既存顧客が抱えている課題を解決してくれそうな出展者を見つけることができたのも想定外の収穫でした。

リアルの価値、新ビジネスの創出に繋がる「要因」を説く

新型コロナウイルスの影響を受け、参加者の安全・安心を徹底した感染症対策を条件に「リアル開催」へと踏み切りましたが、会期中の3日間、来場者は9,000名を超えました。会場出入口の検温・消毒をはじめ、各展示ブースに設けた飛沫防止のビニールシート、企業ブースにおける商談のオンライン対応(一部)など、来場者・出展者の皆さまのご理解・ご協力を得ながら、2020年度の「中小企業 新ものづくり・新サービス展」は、以下のスケールで閉会を迎えました。

  • リアル出展

    594社(前年比1.1倍)

  • Web出展

    547社(前年比1.7倍)

  • バイヤー招聘

    72社(前年比6倍)

本展の開催目的は、ものづくり補助事業に取り組んでいる事業者が、商談会を通して新規顧客獲得や販路開拓・拡大を通じて事業化促進していくことです。補助事業の成果を一堂に紹介すると「新たな市場の創出」や「企業間連携の強化」といったシナジー効果が生まれますので、本展は新ビジネスの機会創出の一助を担っています。
JCSは、このような展示商談会の企画・準備・運営だけでなく、出展者や来場者の集客、バイヤー招聘、商談補助など、ビジネスイベントにおける幅広い業務領域をサポートしています。何かお悩みがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。

  • 写真左から、JCS:藤泰隆、全国中小企業団体中央会:森田博行様、中村江里子様 写真左から、JCS:藤泰隆、全国中小企業団体中央会:森田博行様、中村江里子様

ケーススタディ

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