コラム

2021.09.28

【初めて依頼する方へ】翻訳の納期目安とは?納期を決める要素と料金を解説


「資料の翻訳を依頼したいが、納期はいつ頃になるのか」、「翻訳の納期はどのような要素で決まるのか」翻訳を外部に依頼する際、このような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、翻訳を依頼した場合の納期目安や納期が決まる要素、納期までの流れと料金の目安を解説します。

翻訳納期を決める要素

翻訳された資料が出来上がるまでにかかる時間、すなわち納期を決定する要素には大きく次の4つがあります。

    • 原文の文字数・単語数
    • 対象言語
    • 対象分野や文書の種類
    • チェック回数

原文の文字数・単語数

納期を決める要素の一つは、翻訳を依頼する原文の文字数、または単語数です。原文が日本語の場合、その文字数によっておおよその納期が決まります。一方、原文が英語やフランス語などの場合、文字数ではなく単語数で決まります。
このほか、翻訳を依頼する会社や、求める翻訳・校正の精度によっても納期は変わります。

3,000文字の日本語原文を英語に翻訳する場合の、納期と料金の目安はこちらをご覧ください。

対象言語

翻訳の納期を決める要素の二つ目は対象言語です。何の言語へ翻訳するかによって、納品の時期が異なります。対応可能な翻訳担当者の数や翻訳に必要な資料の種類などが、対象言語によって異なるためです。

一般的に、日本語から英語(英語から日本語)への翻訳は、需要が多いため多くの翻訳者がおり、また辞書や資料など翻訳の参考にできる資料も多く存在するため、納期は比較的早くなります。
ヨーロッパ圏など一部の言語は、海外在住の翻訳者が多いため時差の影響でやりとりに時間がかかる傾向があります。英語以外の翻訳を依頼する際は、日本語の原文とともに英訳の文書も用意すると、納品までスムーズに進む場合があります。

対象分野や文書の種類

翻訳の納期を決める要素の三つ目は、翻訳を依頼する資料の分野や種類です。医療分野や学術論文など、専門性が高い分野の翻訳の場合、専門用語や一般的に使われない表現などがあるため、翻訳に時間がかかることがあります。

また、企業を代表して先方に送るような対外文書の場合も、用件を丁寧に簡潔にまとめて伝えることはもちろん、礼を失することなく、ビジネス文書の慣例に沿った文面に仕上げなければなりません。これらの文書についての知見や経験を持った翻訳者が入念に翻訳することから、一般的な納期より遅くなる場合があります。

チェック回数

翻訳の納期を決める要素の四つ目は、品質を高めるためのチェック回数です。契約書や論文、対外向けの資料など、翻訳の正確性を重視する場合は厳重にチェックを重ね、翻訳の質を高める必要があります。
チェックには、訳文のミスや違和感を修正して自然な文章に仕上げる「ネイティブチェック」や、原文と翻訳文を照らし合わせてチェックを行う「プルーフリーディング」、翻訳チェッカーによるレイアウト等の体裁チェックや校閲など、様々な種類があります。
質を重視する場合はチェック工程を増やし、納品までの期間を長めに予定しておくと安心です。

依頼の流れと料金の目安

ここからは、実際の依頼から納品までの流れと、料金の目安について解説します。

依頼から納品までの流れ

翻訳を依頼し納品されるまでの標準的な工程は以下の通りです。

  1. 依頼
  2. 見積もり
  3. 発注
  4. 翻訳作業開始
  5. 翻訳完了・確認
  6. 最終修正
  7. 納品

まずは原稿を送り、見積もりを依頼します。ここで、翻訳担当者や料金、納品時期等を記載した見積もりが提示されるので、内容を確認し、問題がなければ発注します。

翻訳料金の目安

料金は、翻訳する言語、単語数、分野、文書タイプ、納期などの条件により価格が変動します。
以下は、3,000文字の日本語原文を英語に翻訳する場合の一例です。

  納期目安 料金目安
ドラフト翻訳
(ネイティブチェックや校閲なし)
4営業日 45,000円~
(約15円/文字~)
一般翻訳
(ネイティブチェック+校閲)
4~6営業日 60,000円
(約20円/文字~)

なお、通常よりも早い納品や、翻訳チェッカーの人数変更などもオプションとして選択できる場合があるので、納品を急ぐ場合は希望する内容を伝えます。

このように、翻訳資料の納品までには、翻訳作業自体にかかる時間の他に、翻訳者や翻訳チェッカーの手配・訳文の確認・修正などの時間が必要です。
翻訳会社が短納期を謳っている場合、上記のいずれかの工程を省いていることも想定されます。
対外的に使用する資料では特に、翻訳の質が重要です。翻訳会社を選ぶ時は、納期や金額だけではなく、翻訳工程も確認すると、質の高い翻訳資料に仕上がる可能性が高くなります。

JCS翻訳サービスの納期目安・特徴

JCS(日本コンベンションサービス株式会社)は、コンベンションや大型国際会議の翻訳経験を活かし、幅広い分野で高品質な翻訳サービスを提供しています。
JCSでは、以下の専門分野に強い翻訳サービスを40以上の言語で提供しています。

IT ・テクノロジー ソフトウェア、ハードウェア、ユーザーマニュアル、通信・ネットワーク、ほか
金融 財務 証券 銀行 為替 保険 不動産投資、ほか
CSR IR CSR ・アニュアルレポート、財務諸表、決算報告書、ほか
契約書 法律 各種契約書、内部統制(J-SOX) 法令・法規、ほか
医薬 製薬 医学論文、治験関連書類、申請書類、製造関連書類、臨床/ 非臨床試験報告書
ストラテジー 経営戦略、コンサルティング マーケティング、ほか
広報 PR 広告、社内報、パンフレット、会社案内、ほか
国際会議 皇室挨拶(天皇陛下、皇太子)、総理大臣挨拶、大臣挨拶、議事録、ほか

年間3,500件ほどのご依頼を引き受け、1000名を超える専門性の高い翻訳者の中から最適な人材をコーディネートし、高品質な翻訳を提供しています。リピート依頼は85%以上です。

また、業界でいち早くプライバシーマーク(Pマーク)を取得するなど、コンプライアンスと個人情報管理を徹底しています。

安心の無料トライアル

JCSでは、お客様からご依頼を受け、原稿の内容や分野などから最適な翻訳者を選定します。その際、当社が選んだ複数の翻訳者が実際に無料で一部分を翻訳し、その翻訳原稿をお客様が読み比べ、翻訳者を選ぶトライアルサービスを行っています。お客様ご自身の目で確認できるので、納得のいく翻訳者を選んでいただけます。

また、トライアル原稿のフィードバックや、用語やニュアンスなどのご要望も伺い、翻訳に反映させるので、ご希望に沿った翻訳資料を提供いたします。

多様な言語と専門分野に対応

また、JCSは多様な言語と専門分野に対応した翻訳をご提供しています。
対応言語は、英語、中国語(繁体字・簡体字)だけでなく、韓国語、タイ語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ベトナム語、インドネシア語などです。
専門分野の中でも、特に製薬・医学・広報・IRの領域においては、実績・経験豊富な翻訳者が多数登録しており、お客様の多様なニーズに細かく対応しています。例えば、製薬・医学の領域では、クライアント独自の専門用語や既存英訳とのすりあわせ等のご要望にもお応えします。

また、翻訳支援ツール等を使用することで、大量の翻訳にも短納期で柔軟に対応することができます。
広報・IR領域においては、株主総会の運営に加え配布資料の翻訳など、半世紀以上積み重ねてきた知見を活かし、IR関連の翻訳を得意としています。

対応例

  • GMP/GDP

    FDA等による査察に向けた資料の事前翻訳や査察中の急な追加翻訳への対応(大手医薬メーカー様:3週間で130万字の英訳)

     

  • 治験資料

    医学博士や薬学博士、国内外製薬会社勤務経験等のバックグラウンドを持つ翻訳者/メディカルライターが対応(大手製薬メーカー様:半年で600万文字の英訳実績あり)

動画・映像翻訳の対応事例

  • 講演動画
    (金融系協会)

    英語で行われた30分程度の金融に関する講演動画に、日本語の字幕翻訳を付与。音声の文字起こしから、動画への焼き付け作業までを対応。

    ・内容:文字起こし/字幕翻訳/動画収録
    ・分量:動画1本30分
    ・料金:25万円ほど
    ・納期:12営業日ほど

  • 企業メッセージ動画
    (化粧品会社)

    創業者様の想いや環境保全への取り組み等、企業紹介動画の英語化。字幕の表示タイミングを示すタイムコードと、英語字幕のテキストを提供。

    ・内容:字幕翻訳
    ・分量:動画1本5分
    ・料金:6万円ほど
    ・納期:5営業日ほど

通訳や文字起こしなど、翻訳以外のサービスラインナップも揃えているので、お客様のご要望に幅広く対応します。

JCS翻訳サービスご利用の流れ

JCSの翻訳サービスご利用の流れは以下の通りです。

  1. お問い合わせフォームより依頼
  2. 弊社による翻訳者の人選
  3. 無料トライアルのご提示
  4. お客様による翻訳者の決定
  5. 翻訳作業開始
  6. ネイティブによる品質チェック
  7. お客様によるチェックバック
  8. 納品

品質チェックの工程は、資料の種類や用途などお客様のニーズに合わせてカスタマイズが可能です。品質を重視される場合は、ネイティブチェックだけでなくプルーフリーディング(対訳校正)や校閲などのチェックを追加することもできます。

また翻訳者の人選の際は、具体的なお見積り金額、納期など、お客様の案件に適したプランも併せてご提案いたします。日英翻訳、日中翻訳、英日翻訳など、ご利用いただくことが多い言語の料金表は以下をご参照ください。

翻訳納期のご相談はJCSへ

翻訳の納期を決める大きな要素は、1) 原文の文字数・単語数、2) 対象言語、3) 対象分野や文書の種類、4) チェック回数、の4つです。また、納品までには翻訳作業にかかる時間だけではなく、様々なやり取りが含まれており、それらを考慮して依頼することが重要です。

JCSは、お客様の納期のご希望についても、できる限り対応させていただきます。JCSの翻訳サービスのご利用については、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

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