イベント&講演

2019.05.16

4年に一度開催される「健康未来EXPO 2019」は、大盛況の中でフィナーレを迎えました


日本医学会総会の市民向け博覧会として企画した医のテーマパーク「健康未来EXPO 2019」は、3月30日(土)から4月7日(日)の9日間、名古屋市にある国際展示場“ポートメッセなごや”で開催されました。ご家族を中心に多くのお客様が足を運ばれ、約30万人の来場者数を記録しました。出展企業・団体、実行委員会の先生方、パートナー会社、会場スタッフなど、多くの関係者の皆さまにご協力をいただき、大盛況の中でフィナーレを迎えました。

お客様からは「親世代の私たちも十分に楽しめ、学べるブースがたくさんあり、とても満足できる一日でした。」と、好評のコメントを数多く頂き、これからの日本の健康長寿社会を担う子ども達が、「医」をテーマに楽しみながら学んでいる様子をとても嬉しそうに眺めている姿が印象的でした。

動画で見る、医のテーマパーク

約5分の映像に、医のテーマパーク「健康未来EXPO 2019」の魅力をまとめました。会場の賑わいや、人気を博した体験ブースなどを紹介していますので、ぜひご覧ください。

オープニングセレモニー

開場に先立って、入場口がある交流センターでオープニングセレモニーを実施。開場を待つたくさんのお客さまを前に、愛知県知事や名古屋市長をはじめ、多くの来賓者の方から祝辞をいただく中でテープカットを行いました。

手術支援ロボット体験「ダヴィンチ」

会期中の土・日は、先着による受付で操作体験できる手術支援ロボット「ダヴィンチ」が人気を博し、中学生以上の子どもから大人まで、多くのお客様が体験していました。病院が舞台のTVドラマに登場したこともあり、注目度の高い体験ブースとして、テレビや新聞など多くの報道機関で露出されました。

11種類ある「医療や介護」の仕事体験

園児から小学校の子ども達を中心に賑わっていたブースエリアの一つが、リアルな仕事体験ができる「まなびのまち」でした。週末・平日を問わず、連日多くのお客様が仕事体験を目的に訪れていました。本物の職場で働いている先生やメディカルスタッフの方たちがトレーナーとして登場し、このイベントのために用意した「仕事体験プログラム」を提供しました。

  • 整形外科医:レントゲンを見てみよう・人工関節に触れてみよう

    病理医:顕微鏡をのぞいて病気の診断体験をしよう・液体チッ素を使って実験をしよう

    看護職:聴診器で心臓の音を聞いたり、赤ちゃんのお世話をしよう

    臨床検査技師:乳がんについて学んだり、超音波(エコー)検査を体験しよう

    理学療法士:車いす操作や、疑似老化を体験しよう

    作業療法士:利き手交換、食事動作訓練、自助具を体験しよう

    言語聴覚士:失語症、嚥下食を体験しよう

    義肢装具士:模擬義足の装着や、短下肢装具の製作を体験しよう

    臨床工学技士:透析装置の操作や人工呼吸器のマスクを体験しよう

    薬剤師:患者さんの体質に合った調剤薬づくりを体験しよう

    介護福祉士:ベットの上で寝返り動作を介助する体験をしよう

5種類のスポーツ体験プログラム

運動・スポーツひろばのフィールドエリアでは、日替わりで様々な「スポーツ体験プログラム」を実施し、楽しみながらからだを動かす習慣づくりの場を提供しました。日常では体験する機会があまりないスポーツを、小さなお子様から大人まで一緒になってチャレンジされました。

  • 子どもや初心者も気軽に楽しめる「TENNIS PLAY & STAY」

    直径122センチメートルのボールを使う「キンボールスポーツ」

    「ウォーキングサッカー」「ブラインドサッカー」、障がいを持つ方も楽しめる「アンプティサッカー」

皆さまから頂いた「声」を紹介

将来は薬剤師さんになりたい!

来場者の声

3歳と7歳の子ども達と参加しました。想像以上にたくさんのブースがあり、色々な体験ができたので子ども達も1日中楽しめました。TVドラマで医療に興味をもっていた娘は、制服を着て写真を撮ったり、実際に働いているスタッフの方から直接話ができたりと、終始感動していました。

私たちの仕事は医療系ではないため、なかなか伝えられない事を楽しく体験させてあげられたので、凄く良い休日になりました。中でも「薬剤師」の体験は、実際に白衣を着てお菓子を薬に見立てて袋詰めできたので、子どもは一番感動していました。「将来は薬剤師さんになりたい!」と、目をキラキラさせながら話してくれた事は印象に深く残っています。それ以外のブースも、ただ医療の知識を伝えるのではなく、子どもと大人が楽しめる工夫が随所にされていて、子どもの目線に立って楽しく伝えてくれました。

また機会があれば、ぜひ参加させて頂きたいです。


老若男女問わず、医療・健康を身近に考えられる

出展企業の声

株式会社MTG
WELLNESSブランド本部 取締役
長友 孝二 様

小さいお子様から高齢者の方まで、幅広い年代の方々が医療や健康のことを身近に考え、自身の身体に向き合うきっかけとなる、大変素晴らしい場だと感じました。今回の出展を通して頂戴した様々なご意見やご期待を今後に活かしたいと思います。この度は貴重なご機会をいただきありがとうございました。


まとめ

「みて・ふれて・まなぶ 医のテーマパーク」をコンセプトとした健康未来EXPO 2019は、4年に一度開催される医学会「日本医学会総会」の一環として開催される国内最大規模の市民向け博覧会です。医学・医療を取り巻く最先端の技術が体験でき、子どもから大人まで楽しめる日本医学会主催のイベントです。次回開催は、2023年(4年後)を予定しており、東京を会場として計画されています。

JCSの受託内容

「第30回日本医学会総会 2019 中部」における、学術展示、市民展示、医学史展の業務(企画・運営・広報等)

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