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2025.09.16
「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)」の設営・運営・警備等全般を担当
外務省は、8月20日(水)から22日(金)の3日間、「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)」を開催しました。TICAD(Tokyo International Conference on African Development)は、1993年に日本政府が立ち上げた、アフリカ諸国の持続的な発展と国際社会とのパートナーシップ強化を目的とした国際会議です。本会合では、アフリカ各国首脳や国際機関の代表が一堂に会し、今後の協力の方向性について議論が行われ、JCSは、本会合の設営・運営・警備等全般を担当しました。
本会合には、アフリカ54の国のうち49カ国が参加。「革新的な課題解決の共創、アフリカと共に」をテーマに掲げ、日本とアフリカが連携して持続可能な成長を実現するための方策が議論されました。
全体会合では、投資やデジタル化、気候変動対策といった経済成長に関する取り組みが取り上げられたほか、保健や教育など社会課題の解決に向けた方策にも焦点が当てられました。さらに、官民ビジネス対話では企業と政府関係者が一堂に会し、投資促進やイノベーションの可能性について活発に意見が交わされました。最終日には、これらの議論を踏まえ、平和と安定、経済成長、そして社会分野における協力の方向性を確認した「TICAD 9 横浜宣言 2025」が採択されました。



会期中には、石破内閣総理大臣と横浜市長共同主催の歓迎レセプションが行われ、日本を拠点とするアフリカ出身音楽家と日本人パフォーマーが共演したパフォーマンスが行われました。食事には開催地横浜、および石川県、岩手県、福島県、宮城県の被災地の食材を取り入れた料理や、アフリカ産ワインが提供され、文化と食の融合を楽しむ機会を作り出しました。また、石破内閣総理大臣夫人が主催する各国首席代表配偶者向けプログラムでは、能鑑賞、能楽器演奏や茶筅振りの体験、いちごの収穫体験などが実施され、日本文化を通じた交流を深めました。


「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)」に参加された方々と関係各位のご協力に心より感謝申し上げます。JCSは今後も、半世紀にわたり国際会議運営で培った知見とノウハウを活かし、様々な会議の成功を支援してまいります。