イベント&講演

2021.10.15

高まるSDGs分野の通訳需要!通訳者向け「SDGsセミナー」を開催


JCSに登録している通訳者を対象に「SDGsセミナー:高まる通訳需要&通訳者としての向き合い方」を、2021年8月27日に開催しました。

当社は、パートナーである通訳者の皆さまのキャリアアップを応援しています。今回の自社主催セミナーは、通訳需要が高まっている分野「SDGs」をテーマに、通訳者のスキル向上を目的に実施しました。注目を集めた講義のプログラムは、通訳者の視点で参考になる「SDGsに関する旬な情報提供」です。当社のクライアント案件で見られる最新のトレンド・ニーズを共有する趣旨で開催した結果、100名以上の通訳者が受講しました。

セミナーの概要

エージェントから見るSDGs関連の通訳需要 通訳におけるSDGs分野の需要や、SEO視点によるSDGs関連の検索キーワードの情報ニーズ等、JCSが独自調査したデータから導き出したトレンドを共有。通訳市場のボーダレス化を見据えて、SDGs社会に求められる通訳者像について詳しく解説します。
サステナビリティ概念の誕生から現在まで&金融インパクト サステナビリティの概念と歴史を読み解きます。近年における世界の潮流と日本の動向、そして国内を中心としたパラダイム転換について、ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点で、特に金融に注目して解説します。
通訳の現場にスポットを当てたパネルディスカッション SDGs分野で経験豊富な現役の通訳者に登壇いただきます。通訳者の視点で、SDGsに関わる業界動向と通訳需要について、情報収集の方法や事前準備のコツ、通訳現場でよくあるQAなど、わかりやすく説明します。

SDGs時代に求められる通訳者像

参加者の声

  • 通訳者の心構えを知ることができた
    これまでSDGsについて包括的な視点で学ぶ機会がなかったため、概要を理解できてよかったです。通訳者の心構えに関するお話が印象的でした。経験豊富な先輩通訳者の皆さまが日頃どのような姿勢で案件に臨まれているのか、直接お話を聞けて参考になりました。

    通訳者としての姿勢・キャリアパスに繋がるヒントが得られた
    SDGsの歴史と現状に関するお話は、情報が豊富でありながら大変わかり易く流れを解説してくださり、頭の整理ができました。また、現役通訳者の皆さまのお話は、SDGsにとどまらず仕事への姿勢やキャリアパス等、様々なヒントを得る機会になりました。色々な意味で学びの多いセミナーでした。

    データを根拠にした動向考察が参考になった
    統計・分析の少ない業界だと感じていましたので、「見える化」したデータを使って説明してくださり、とても有意義な時間でした。通訳者のコミュニティーを、ひとつのステークホルダーという認識で見ていただけていることが伝わり、今後も色々な相談ができると思いました。

参加者の満足度アンケート

登壇してくれた通訳者のコメント

佐藤 綾子氏 地球が気温上昇の危機に直面している今、貧困を撲滅し人道的な取り組みをボーダーレス化する必要があります。そんな中、温室効果ガスの排出を極力減らし、地下埋蔵資源依存型経済から循環経済へ移行させ、物質主義的価値観を改め普遍的・人道的価値観に基づいた調和的新人世への転換点にある今、指針となるのがSDGsです。そのSDGsをテーマとするセミナーに今回パネリストとして参加しました。初めての経験でしたが、セミナーに向けた準備が、これまで長く関わってきた環境・エネルギー分野の仕事を整理する良い機会となりました。

SDGsは人間活動のほぼ全ての領域に関わる指針になりますので、常に意識しながら、一人の人間として、また通訳者として常にアンテナを張って、ベストが難しくともせめてベターなアンセスターになるべく、これからも努めてまいりたいと思います。共有させていただいた内容がお役に立つことを願っています。ご視聴ありがとうございました。

長井 聡子氏 登壇者として初めてSDGsセミナーに参加しました。通訳という職業柄、話すことには慣れていると思われるかも知れませんが、通訳では自分の考えを話す機会はなく、他者の話しを訳しているに過ぎません。よって今回のセミナーでは、自分の考えをまとめ、不特定多数の相手に伝えることは簡単ではないと感じました。また、セミナーを通して改めてSDGsの普遍性について考える機会となりました。SDGsには2030年の削減目標がありますが、実際には時間や空間を越えて、生きていく上で誰もが求める本質的な条件が17の目標にまとめられています。それがSDGsなのだと改めて思いました。自分が生きたい世界、そして未来に残したい世界のことなので、そんな世界をクリアにしていくために広くて深い想像力を働かせていきたいです。

自分がイメージした世界に照らし合わせてみると、日々の行いがその世界に一歩近づくものなのか、そこから遠ざかるものなのかが見えてくるでしょう。日々の生活の中でちょっとした勇気の積み重ねが必要だと感じます。

ボーダーレスな“SDGs時代”における、通訳者の活躍への期待

JCSは、年間10,000件を超えるクライアント案件に対応しています。業界トップクラスの2,000名以上の登録通訳者の皆さんと連携して、国際会議からビジネスセミナーまで幅広い分野に対応し、世界の公用語の99%以上をカバーしています。JCSのコーディネーターがお客様と通訳者の間に入り、品質面と柔軟性に長けた通訳サービスを提供しています。

これからグローバル化とテクノロジーの進化がますます加速化していく中、社会そのもののボーダレス化とそれによるダイバーシティ&インクルージョン(多様な個性を互いに認め、受け入れ合い、一体化していく)が進んでいます。こうした時代にこそ、国と国、組織と組織、人と人とのコミュニケーションをつなぐ通訳者の存在意義・価値が一層高まっていくと考えています。

JCSにとって、通訳者はかけがえのない大切なパートナーです。これからも、通訳者の皆さまとのパートナーシップによる価値共創に、積極的に取り組んでまいります。

【関連SDGs項目】
SDGs4. 質の高い職業教育へのアクセス
SDGs5. 経済分野等での女性の参画機会
SDGs8. 働きがいのある仕事と経済成長との両立
SDGs10. 異言語コミュニケーションのサポートによる機会均等の確保
SDGs17. 連携による価値共創

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