「未来のための今
―Act now for the future―」
維新戦乱の1868(慶應)4年5月、上野にて官軍と彰義隊の戦いの砲声がこだまするなか、塾祖福沢諭吉先生は、「世間に頓着するな、未来を見据えよ。今のための今ではなく、未来のための今」という理念のもとに、塾生を前にウェーランド経済学書の講議を平常通り続けられました。外科学は今後さらに大きく変わると思われます。外科学は侵襲的治療学であり、ひとつの方向性としては患者にやさしい低侵襲治療がますます導入されることが予想され、また一方では外科学が持つ本質的なダイナミズムにより臓器移植・人工臓器のさらなる発展と外科的征癌戦略の新たなる展開が予想されます。これら外科学の大きな変革を前にして、今、私たちはしっかりと地に足をつけ行動・準備すべきではないかと考え、本学会総会のテーマを「未来のための今 ―Act now for the future―」と致しました。 |