この本の著者キャサリン・メイヤーさんは、トレッキングや川下りを愛するキャリア豊なアウトドアライターです。自然を楽しむ人たちにとって、もっともデリケートでシリアスな問題がトイレのことであると、私たちに隠すところなく教えてくれました。この本は、環境問題の視点から、野外での排泄の歴史、野外での排泄の具体的方法論、女性特有の深刻な問題、排泄が自然環境に及ばす影響などを、キャサリンさんの体験談を交えて、まじめに、かつユーモラスに書いたものです。そして、日本語版では、世界中を駆けめぐる冒険家にしてこの本の翻訳者、近藤純夫さんの書下し体験エッセイを加えました。思わず、ニヤリとしてしまうような切実な出来事の数々。きっと、読者のみなさんにも一度や二度は覚えがあるはずです……。(表紙カバーの紹介文より)
1942年ニューヨーク生まれ。東西両海岸で成長期を過ごす。幼い頃より自然とアウトドアスポーツ、特にカヌーの川下りとトレッキングを愛する。1973年ヨセミテ近郊を流れるスタニスラウス河のダム建設工事反対運動に関わったのを契機に、編集や著述の仕事に関わるようになる。1989年、2年にわたる過酷な山岳ツアーを終え・伴侶の獣医パトリック・マカルーン氏とともにモンタナに定住。築75年の農家には彼女たちのほかに、3頭のウマ、2匹のネコ、13家族のスズメ、50匹のコウモリがいる。始めての著書である本書はアメリカで絶賛。現在、新しし、エッセイ集を編集中。(表紙カバーの著者紹介文から)
エッセイスト、翻訳家、洞窟探検家。1952年北海道札幌市生まれ。法政大学文学部哲学科卒。地球クラフを主宰し、世界各地で洞窟調査をするほか、執筆・翻訳などを中心に活躍中。著書に『ケイビング入門とガイド』(山と渓谷社)、「もっと深く』(岩波書店)など。訳書に『荒ぶる地球』(岩波書店)、『ナイフでえぐれ』(新潮文庫)、『シンプルプラン』(扶桑社)など。(表紙カバーの翻訳者紹介文から)
原書How to Shit in the Woodsの紹介はアマゾン・ドット・コムから
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内容がないようだけに微妙な言葉の言い回しが多く、原書のユーモアーが損なわれずにうまく翻訳されており読みやすい。古い本ながら今まで増刷されているわけでもなく、自然愛好者、山岳関係者やアウトドアーに興味を持つ人々にもっと広く読まれてしかるべき重要図書と考えられます。
著者のキャサリン・メイヤーさんは1996年10月に開催されたとやま国際トイレシンポジウム基調講演者として来日されていました。その時の講演主旨は「アウトドアにおける人間の自分の排泄物の処理は、現在は常識になっている地中処理は将来少なくなり、革新的な処理方法が開発されると予想される」と。それまでは環境保護、環境衛生の視点から、彼女の著作にあるように、しかるべき設備のある所まで、持ち帰る必要があると言うことでしょうか。