新潟県警 ゆきかぜ 新潟空港常駐(ベル206L
ロングレンジャー)
ベル206Bの機内スペースと航続性能を改善するために開発された。胴体のストレッチによりキャビン容積は約70%も増加、座席数は5席から7席となった。キャビンドアは左右に開くダブルドアとなり抵架などの長尺物の搬入が容易となった。さらにノダ・マチックと呼ばれる防振装置を付け、ローターからの振動を軽減させている。まず、アリソン250−C28B(450shp)を搭載したL型を開発、続いてL-1ロングレンジャーII型となり、アリソン250−C30P(650shp)を搭載したL-3ロングレンジャー|||
型に移行した。現在は、トランスミッション容量を増加したL−4ロングレンジャーIV型を生産している。日本には、各型合わせて今までに70機が輸入されている。現在の在籍数は43機。
データ(206-L)
メーカー ベルヘリコプター・テキストロン(カナダ)
初飛行 1974年9月11日
エンジン アリソン250-C30P(650shp)x1
ローター直径 11.28m
全高 3.56m
胴体全長 13.0m
全幅 2.34m
回転円盤面積 99.89m
機体重量 1.012kg
最大重量 1.882kg
搭載量 871kg
最大巡航速度 215km/時
最大上昇率 408m/分
ホバアリング限界高度 5,029m(同地面効果外 1,433m)
上昇限界度 6,096m
最大航続距離 635m
乗員/乗客 2/5
新潟県警 こしかぜ1(ベル412):警視庁から1993年10月に移管 新潟空港常駐
ベル212の発展型。212を改修して開発が進められた。212では2枚ローターだったものを、同社初の複含材4枚ローターとし、エンジンも換え、総重量を増やし、速度性能も上げた。4枚ローターとなったことにより騒音が軽滅、振動も少なくなった。ローターヘッドはフレックスビーム構造になり、ヒンジや潤滑系統がなくなった。エラストメリック・ベアリングを使用し、ローターブレードの折りたたみも可能。その後燃料搭載量を55%も増加したSP型、トランスミッション出力を強化し高湿時のホバリング性能を改善させたHP型を生産した。現在は、改良型EPの生産に移っている。日本には、各型合わせて今までに48機が輸人されている。現在の在籍数は39機。
データ(ベル412)
メーカー ベルヘリコプター・テキストロン(カナダ)
初飛行 1979年8月
エンジン P&W PT6T-3BE(900shp)x2
ローター直径 14.02m
テイルローター直径 2.59m
全高 4.32m
胴体全長 17.07m
全幅 2,86m
回転円盤面積 154.4m
機体重量 2.496kg
最大重量 5.397kg
搭載量 2.463kg
最大巡航速度 230km/時
最大上昇率 411m/分
ホバアリング限界高度 3,110m(同地面効果外 1,583m)
上昇限界度 5,029m
最大航続距離 745m
乗員/乗客 1/14
新潟消防ヘリコプター はくちょう(シコルスキー
S-76) 新潟空港常駐 朝日航空が運行
シコルスキー社がビジネス用やオイルリグ支援用として自主開発した機体。軍用のUH-60ブラックホーク・ヘリの開発で得られた技術を随所に応用している。メインローターは、UH-60のものをスケールダウンしたもの。まず、アリソン250−C30を搭載したA型を開発、エンジンをC30Sとし出力を増加したA/Mk.II型、P&WカナダPT6B−36Aとして大幅に性能が向上したB型、B型と平行してアリエル1Sを搭載、ホバリング性能を向上させたAプラス型、Aプラス型を改良してトランスミッションを強化したC型と移行している。現在は、B型とC型を生産している。日本には、各型合わせて今までに29機が輸入されている。現在の在籍数は22機。(購入金額は449,824千円)
データ(シコルスキー S-76)
メーカー シコルスキーエアクラフト(米)
初飛行 1977年3月13日
エンジン S-76B P&WカナダPT6B-36A(750shp)x2
ローター直径 13.41m
テイルローター直径 2.44m
全高 4.41m
胴体全長 16.0m
全幅 3.05m
機体重量 2.849kg
最大重量 5.307kg
搭載量 2,457kg
最大巡航速度 269km/時
最大航続距離 798m
乗員/乗客 1/13
航空自衛隊 救難ヘリコプター(UH-60J) (写真)
KV-107救難ヘリコプターの後継として1991年から配備を開始している。すでに三菱重工業でライセンス生産されている海上自衛隊のSH-60Jの同系で選定してコストダウンを計った。1号機がアメリカ組立、2,3号機がノックダウン、4号機からライセンス生産となっている。装備がKV-107とくらべると著しく近代化し、機首に上方15度、下方105度の範囲で作動する前方監視赤外線装置を搭載している。なお、航空自衛隊はこの装置を世界で始めて航空救難で実用化させた。このほか、姿勢方位基準装置、気象レーダー、レーダー/地形表示装置、ドプラー/慣性航法装置、捜索用バブルウインド、救難ホイスト、緊急用着水フロートなどがある。胴体両側に懸垂式で取り付けられた標準装備の増糟タンクによって基地から日本の防空識圏までの全範囲をカバーできる。4号機からはエンジンを1〜3号機に搭載されているT700-401からパワーアップされたT700-401Cに換えている。
現在の配備部隊:千歳、百里、小松、小牧各救助隊
データ(UH-60J)
メーカー シコルスキーエァクラフト(米)/三菱重工業(日本・ライセンス生産)
エンジン GE T700−401(1,690shp)×2ローター直径16.4m
全高 3.6m
胴体全長 15.2m
全幅 3.26m
機体重量 4,819kg
最大速度 296km/時
最大航続距離 1,092km
乗員/搭乗 4/(11)
海上自衛隊 救難ヘリコプター(UH-60J)
救難ヘリコフターとして1991年から配備を開始しているそれまてのS−61AH救難ヘリコフターの後継としたものて、すてに三菱重工業でライセンス生産されているSH−60Jの同系の機体とし、1年早くUH-60J救難へりの調達を始めた航空自衛隊に歩調を合わせた。しかし、海上自衛隊のUH−60Jは、機内仕様などで航空自衛隊型と若干の違いがみられる。キャビンの床構造は変換可能となっていて、担架1墓フラス4座席、担架2基、担架8基、担架11基のほか、11名の人員輸送仕様など任務内容に含わせて配置換えができる。登場する救命員は看護資格を取得しているため、機内で医療が施せるう医療器機も充実している。その他、洋上飛行に備えてHF無線機が追加されている。
現在の配備部隊:
第−航空群鹿屋救難飛行隊(鹿屋航空墓地)
第2航空群八戸救難飛行隊(八戸航空基地)
第4航空群厚木救難飛行隊(厚木航空基地)
下総教育航空群下総救難飛行隊(下総航空基地)
データ(UH-60J)
メーカー シコルスキ-エァクラフト(米)/三菱重工業(日本・ライセンス生産)
エンジン GE T700−401(1,690shp)×2
ローター直径 16.4m
全高 3.6m
胴体全長 15.2m
全幅 3.26m
機体重量 4,819kg
最大速度 296km/時
最大航続距離 1,092km
乗員/搭乗 4/26
以上出典「ヘリワールド 97-98」イカロス出版から